ロンドン ナショナル・ギャラリー所蔵のフィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」と、クロード・モネ「睡蓮の池」をモチーフとしたデザインの風呂敷がこちら。製造は創業73年、京都で風呂敷・和装小物を作り続けているメーカー・三陽商事に、デザインは同社が兼ねてより信頼を寄せるデザイナー、河内山友郎氏に依頼。河内山氏は長年染色・織物デザインを手掛けながら、イギリスでの長期滞在経験もあり、美術に造形も深い。
「ひまわり」は、描かれている背景に注目していただきたい。花瓶に生けられたひまわりの背景は、淡い黄色の壁と青色で仕切った線と濃い黄色の机である。全面はこの色合いを抽出し、ゴッホの筆触と油絵の質感を表現したデザインに。そのうえで公認の証であるロンドン ナショナル・ギャラリーのロゴとモチーフ化したひまわりをポイントとして配置、日常使いやすいモダンなデザインに仕上げた。
「睡蓮の池」は、池の上に浮かぶ点描の睡蓮の花を書きおこし、風呂敷として使いやすい総柄を作りつつ、モチーフ化した睡蓮の花と公認の証であるロンドン ナショナル・ギャラリーのロゴをワンポイントに目立たせたモダンなデザインだ。
このふたつのデザインにもっとも適した製造方法を、三陽商事が長年培ってきたノウハウによって考察。入念な品質管理のうえ、国内の協力工場にて製造を行なった。「ひまわり」では合計9色、「睡蓮の池」では合計7色を使用。職人が一点ずつ、一色ずつ染色を行い、重ね合わせて仕上げている。
綿素材で約100cmの正方形と大判ながら、コンパクトに折りたため、携帯しやすく、ものを包むエコバッグとして、クッションカバー、ストールなど多様な使い方ができる。「風呂敷の包み方レシピ」を同封してお届けする。