写真左から、青、赤。女性的な美しさの中に優雅な動きを醸し出す。
写真＝赤 全面に描かれることの多い花詰技法だが、作家オリジナルの意匠である平安期の几帳をイメージした優雅な紐が、あえて残した余白との境目を美しく飾る。
写真＝青 全面に描かれることの多い花詰技法だが、作家オリジナルの意匠である平安期の几帳をイメージした優雅な紐が、あえて残した余白との境目を美しく飾る。
写真＝赤 ソーサーにもしっかりと描き込まれた花詰。
写真＝青 ソーサーにもしっかりと描き込まれた花詰。
作家の藤木美里さん。花詰をはじめとした九谷伝統画風を独自の視点で読み解き、確かなデザイン力で再構築、繊細な筆致で描き出す新進の作家。古典からモダンな九谷まで、枠に捉われない自由な作風が魅力。「日々の生活を華やかに彩るように、心を込めて描いています。」
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結び花詰 デミタスカップ＆ソーサー
繊細な筆致で描き出す新進作家、藤木美里さんが描く「花詰」の新境地がここにある。九谷伝統画風を独自の視点で読み解き、確かなデザイン力で再構築している作品だ。
「花詰画風」は、金沢九谷の名工・水田四郎によって大正時代に取り入れられた画風である。器の表面を四季折々の様々な花で敷き詰めた意匠で、大正時代以降の九谷焼における豪華絢爛なイメージを代表する画風と言える。
本作は、この花詰に、平安時代の几帳に垂らされた優美な紐から着想を得た「結び」を融合した、作家オリジナルの意匠となっている。また、花詰は器物全体を覆うように描かれることも多いが、あえて白い余白を活かすことで、一層上品なデザインに仕上げている。
使用しない時でも、部屋に飾るだけで室内に華やかさをもたらしてくれる作品である。
詳細
カップは約直径8cm×高さ6cm。ソーサーは約直径13.7cm×高さ2.6cm。磁器。日本製。※手仕事のため、一点一点の模様やサイズに若干の差異がございます。
また、土や釉薬に含まれる鉄分が黒っぽい点（鉄粉）として見える場合がございます。
※食洗機、乾燥機、電子レンジの使用はできません。
※高台（ハマ）部分には釉薬を施していないため、擦傷にご注意ください。
