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1756年創業の世界的グラスメーカー「リーデル社」のグラスに九谷焼の伝統画風「赤絵細描」で、絵付けしたワイングラスである。
赤絵の歴史は比較的新しく、江戸時代後期の1832年頃、宮本屋窯で作られた様式である。宮本屋窯の主工であった飯田屋八郎右衛門が確立させたことから、「八郎手」「飯田屋」とも呼ばれる。明治時代には200~300人もの職人が赤絵に従事し隆盛を極めたが、現在は20名程の作家がその技を受け継いでいる。
赤一色で人物や花鳥を緻密に描き、周りを小紋で埋め尽くして金彩を加えるのが伝統的な画風だが、近年は新進の作家によるモダンな解釈を加えた作品も見られる。
若手の赤絵作家 太田恵利香さんが得意とするモチーフのひとつ「金魚」と、緻密に描き込まれた小紋がバランスよく配された本作は、優雅なひと時を演出する。
九谷焼とリーデル、伝統と伝統の融合が作り出す美しいグラスで至福の一杯を楽しんでいただきたい。
大きなボウルはワインの味と香りを最大限に引き出してくれる。
※手仕事のため、一点一点の模様やサイズに若干の差異がございます。
また、土や釉薬に含まれる鉄分が黒っぽい点(鉄粉)として見える場合がございます。
※食洗機、乾燥機、電子レンジの使用はできません。
※高台(ハマ)部分には釉薬を施していないため、擦傷にご注意ください。