常滑焼きと聞いてまず最初に連想されるのは、赤茶色の急須だろう。
他と異なるのは『コーヒー専用』という点だ。

コーヒーをおいしく味わう為の工夫が大きく2つ施されている。
1つ目は、紙フィルターではなく、特注の微細な100メッシュステンレスメッシュフィルターで漉すという点だ。
油分を漉し過ぎないので、旨味を左右するコーヒーオイルをそのまま楽しめ、いつもよりリッチで優しい口当たりを味わうことができる。

2つ目は、急須を素焼きで仕上げる為、表面に無数の気孔がある。
その気孔がコーヒーの渋みや雑味を適度に吸収。
飲み飽きないまろやかな味わいを楽しめる。

さらに、利便性も素晴らしい。
日本茶のように、お湯を入れ2～3分待てば、コーヒーが簡単にできあがる。
フィルターの洗浄も容易で、ドリッパーなどの面倒な道具の片づけや置き場所も不要。
フィルターは繰り返し使えるためエコで経済的だ。

コーヒー好きにお薦めしたい、おいしさと便利さを追求した新感覚の急須である。

※常滑焼きとは
愛知県の知多半島にある常滑市で中心に焼かれる焼き物である。
平安時代の後期から続く、伝統工芸品の一つ。