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ロンドン ナショナル・ギャラリー レザーバッグ レザートートバッグ
「なめし」の技術で「皮」から「革」へ長く愛用できる天然素材
人類と皮革の歴史は、約200万年前の旧石器時代までさかのぼる。狩猟で得た動物の皮を生活用品として利用したのが最初で、やがて皮の腐食を防ぎ、柔らかさを保つ「なめし」の技術が開発され、「革」へと発展。以来、「革」は私たちの暮らしを支えている。
現在、革の素材(原皮)として利用されている動物は、牛、豚、羊、山羊、馬などの家畜が主流で、それらの肉を利用したあとに残る皮を活用しているためである。中でも、食用として各地で大量に飼育され、個体が大きく歩留まりのいい牛の皮の流通量が最も多い。
皮をなめすとは、動物の皮から腐敗の原因となるたんぱく質や脂肪を取り除き、植物エキスや化学薬品を使って柔軟性や耐久性を高めるための処理を施すこと。なめされた革は使い込むことで繊維がほぐれてさらに柔らかくなり、手の脂を吸収して光沢が生まれるなど、経年変化も楽しめる。
今日、世界で活用されているなめしの技術は、主に草木から抽出されたタンニンエキスを時間をかけて浸透させる「植物タンニンなめし」と、化学薬品の塩基性硫酸クロム塩を用いて短時間で処理する「クロムなめし」の2種類。クロムなめしの革が約9割のシェアを占めるのは、植物タンニンなめしの革より3~4倍も早く、大量に生産できるからだ。着色や加工がしやすいため需要も多い。一方、植物タンニンなめしの革は丈夫で上質なうえ、植物由来のタンニンは皮や人にも優しく、経年変化もより大きくなる。特に染色や型押しなどの表面加工を施さない「ヌメ革」は温かみのある自然な風合いが特徴で、手触りも非常になめらかなことから革製品愛好家に人気が高い。
革製品は使い込むことで手になじんでいき、自分だけの逸品へと育っていく。長く愛用し、経年変化を楽しむには、日ごろの手入れも大切。濡れたらすぐに拭く、保湿用クリームを塗るなどの心配りによって愛着が深まっていく。
匠の技が結集した世界的名画の牛革バッグ
こうした革の魅力を存分に味わえる『小学館百貨店』オリジナルバッグを2種類ご用意した。製作を依頼したのは“自然との共生”を信条に物づくりを続けるハンドバッグメーカー「クイーポ」。同社の植物タンニンなめしに特化したオリジナルブランド「創悦」とのコラボレーションとなる。素材にはキメが細かくなめらかで、強度にも優れた中成牛※の「キップ」と称されるヌメ革を使用。デザインのモチーフに、小学館と提携する世界有数の美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」が所蔵する名画、ファン・ゴッホの『ひまわり』とモネの『睡蓮の池』を用いた。「創悦」のブランドディレクター・岡田育美さんは本品について次のように語る。
「ヌメ革は、繊細で革ごとに個性があるので、その加工には高度な技術を要します。そのため作業は、長年培った人脈を駆使して、各工程ごとに腕利きの専門職人の方たちにお願いしました」
製造工程は、まず上質なヌメ革に色調整をしながら名画をインクジェットプリンターで印刷。その表面に独自配合のワックスをかけてコーティングしてから裁断し、天然糸で丁寧に縫製する。完成までおよそ4か月かかるという。
こうしてできあがったのが、ご覧のとおりのバッグである。
「モチーフは圧倒的な迫力のある芸術作品のため、小細工をせずに全面プリントで、シンプルなデザインにしました。その結果、油絵で描かれた名画と革の重厚感がこよなく調和したバッグになったと自負しています。ここまでの完成度に至ったのは、職人さんたちのおかげです」と岡田さんは語る。
革の印刷と風合い加工は、大正時代から続く、表情のある革の加工に定評のある染革工房が担当。裁断と縫製には、40年以上のキャリアをもつ熟練職人が携わっているという。まさに匠の技が結集したバッグである。トートバッグもショルダーバッグも、一見重量があるように見えるが、手に取ると思いのほか軽量で、革はなめらかで手にしっくりなじむ。
「シンプルな作りなので、購入後のメインテナンスもしやすくなっています。持ち手やショルダーベルトもヌメ革なので次第に色艶が増してきます」と岡田さん。
まさに一生もののバッグである。
※中成牛とは生後6か月から2年の牛
人類と皮革の歴史は、約200万年前の旧石器時代までさかのぼる。狩猟で得た動物の皮を生活用品として利用したのが最初で、やがて皮の腐食を防ぎ、柔らかさを保つ「なめし」の技術が開発され、「革」へと発展。以来、「革」は私たちの暮らしを支えている。
現在、革の素材(原皮)として利用されている動物は、牛、豚、羊、山羊、馬などの家畜が主流で、それらの肉を利用したあとに残る皮を活用しているためである。中でも、食用として各地で大量に飼育され、個体が大きく歩留まりのいい牛の皮の流通量が最も多い。
皮をなめすとは、動物の皮から腐敗の原因となるたんぱく質や脂肪を取り除き、植物エキスや化学薬品を使って柔軟性や耐久性を高めるための処理を施すこと。なめされた革は使い込むことで繊維がほぐれてさらに柔らかくなり、手の脂を吸収して光沢が生まれるなど、経年変化も楽しめる。
今日、世界で活用されているなめしの技術は、主に草木から抽出されたタンニンエキスを時間をかけて浸透させる「植物タンニンなめし」と、化学薬品の塩基性硫酸クロム塩を用いて短時間で処理する「クロムなめし」の2種類。クロムなめしの革が約9割のシェアを占めるのは、植物タンニンなめしの革より3~4倍も早く、大量に生産できるからだ。着色や加工がしやすいため需要も多い。一方、植物タンニンなめしの革は丈夫で上質なうえ、植物由来のタンニンは皮や人にも優しく、経年変化もより大きくなる。特に染色や型押しなどの表面加工を施さない「ヌメ革」は温かみのある自然な風合いが特徴で、手触りも非常になめらかなことから革製品愛好家に人気が高い。
革製品は使い込むことで手になじんでいき、自分だけの逸品へと育っていく。長く愛用し、経年変化を楽しむには、日ごろの手入れも大切。濡れたらすぐに拭く、保湿用クリームを塗るなどの心配りによって愛着が深まっていく。
匠の技が結集した世界的名画の牛革バッグ
こうした革の魅力を存分に味わえる『小学館百貨店』オリジナルバッグを2種類ご用意した。製作を依頼したのは“自然との共生”を信条に物づくりを続けるハンドバッグメーカー「クイーポ」。同社の植物タンニンなめしに特化したオリジナルブランド「創悦」とのコラボレーションとなる。素材にはキメが細かくなめらかで、強度にも優れた中成牛※の「キップ」と称されるヌメ革を使用。デザインのモチーフに、小学館と提携する世界有数の美術館「ロンドン ナショナル・ギャラリー」が所蔵する名画、ファン・ゴッホの『ひまわり』とモネの『睡蓮の池』を用いた。「創悦」のブランドディレクター・岡田育美さんは本品について次のように語る。
「ヌメ革は、繊細で革ごとに個性があるので、その加工には高度な技術を要します。そのため作業は、長年培った人脈を駆使して、各工程ごとに腕利きの専門職人の方たちにお願いしました」
製造工程は、まず上質なヌメ革に色調整をしながら名画をインクジェットプリンターで印刷。その表面に独自配合のワックスをかけてコーティングしてから裁断し、天然糸で丁寧に縫製する。完成までおよそ4か月かかるという。
こうしてできあがったのが、ご覧のとおりのバッグである。
「モチーフは圧倒的な迫力のある芸術作品のため、小細工をせずに全面プリントで、シンプルなデザインにしました。その結果、油絵で描かれた名画と革の重厚感がこよなく調和したバッグになったと自負しています。ここまでの完成度に至ったのは、職人さんたちのおかげです」と岡田さんは語る。
革の印刷と風合い加工は、大正時代から続く、表情のある革の加工に定評のある染革工房が担当。裁断と縫製には、40年以上のキャリアをもつ熟練職人が携わっているという。まさに匠の技が結集したバッグである。トートバッグもショルダーバッグも、一見重量があるように見えるが、手に取ると思いのほか軽量で、革はなめらかで手にしっくりなじむ。
「シンプルな作りなので、購入後のメインテナンスもしやすくなっています。持ち手やショルダーベルトもヌメ革なので次第に色艶が増してきます」と岡田さん。
まさに一生もののバッグである。
※中成牛とは生後6か月から2年の牛
詳細
レザートートバッグは縦40×横38×底マチ幅12cm(最大)、400g。持ち手の高さは26cm。内ポケット×1。牛革。日本製。※ともに天然皮革を使用しているため一点一点、色の出方が若干異なります。
All images © The National Gallery, London