人の手で編まれたニットは、そのひと編みに心がこもる。そう思わずにはいられないほど温かい、ハンドニッティングによるケーブルニットのベストだ。
　このベストは、ヒマラヤ山脈の玄関口、ネパールはカトマンズで製造されたもの。彼の地は電力の供給が不安定のため、機械には頼らず人の手で1枚ずつ丁寧に仕上げるのが特徴。
　ケーブル編みとジャカード編みを融合させたスタイルに、首元の防寒性を重視したショールカラー。ボタンは水牛の角を手彫りで仕上げ、胸ポケットはウールを縮織させて作り上げたフェルト仕様。そこに、『レレファンテ』カラーの銅のボタンをあしらった。