仏像や木彫仏像など、芸術性の高い仏像作品の販売を行なう「MORITA（モリタ）」より、木彫りの季節飾りシリーズの新作が登場。仏事や法要全般からお月見まで幅広く活用できる木彫りの「積み団子」である。以前、木彫りの鏡餅を制作した際に、「鏡餅も良いけれど、本当に大変なのは積み団子を手作りすること」という声がお客様より寄せられ、商品化に至ったという。
　積み団子はお葬式や初七日、四十九日、一周忌、三回忌などの法要に用いられ、「故人が極楽浄土への旅の途中でいつでも食べられるように」と思いが込められている。また、お盆やお彼岸では、ご先祖様への感謝の気持ちを込めてお供えするものとされている。ピラミッド状に積み重ねる分の団子を手作りすると手間がかかり大変だが、本品なら飾るだけ。繰り返し使用でき、暑い季節にお供えしても傷む心配がない。手作りの団子では同じ形のものが一つもないため、木彫りの団子も一つ一つの形が異なるように仕上げており木彫りならではの優しい質感やリアルなサイズ感も再現しており、とても風情がある。
積み団子の構造は、1段目と2・3段目、4・5段目で分割した3分割構造。1段目（一番上に飾る）の団子は白、ピンク、黄色と3色がセットになっているさまざまな法要には白、桜の季節である春のお彼岸にはピンク、お月見には黄色と、シーンに合わせて変えられる。また、宗派により諸説あるが、積み団子を3段で積むと初七日用、5段に積むと四十九日、お盆、お彼岸用として活用できる。
　趣がある木彫りの積み団子を仏壇にお供えすれば、気持ちがほっと穏やかになる。同シリーズの『木彫り精霊馬』も別途ご紹介。お盆にぜひ積み団子とセットでどうぞ。