カーボンという素材の魅力は不思議である。軽量なのに高い強度を誇り、耐摩耗性、耐熱性に優れるといった機能面はもとより、宇宙開発や軍事に利用するための技術だったという出自や、カーレースのF1のモノコックボディに使われているというストーリーに、男心が惹きつけられてやまない。
　1000℃の高温でアクリル繊維を焼き、炭化させた繊維を緻密に編み込んで作るカーボンファブリック。鈍く光る漆黒の編み目は、「カーボン調」などと謳って、雰囲気だけでも味わいたいという製品も存在する。しかし、本品は正真正銘、本物のカーボン。柔らかでしなやかなカーボン「ソフトカーボンシート」のウォレットだ。
『レレファンテ』のリアルカーボン二つ折りウォレットは大きく開口するファスナー式の小銭入れと、内側に20枚分ものカードポケットを持ち、外部にもICカードを入れるのに最適なポケットを2つ備える。カーボンと牛革のハイブリッド素材を採用することで、使い込んでも素材の伸びや型崩れのない「しっかり感」が持続する。真紅の差し色も鮮やかで、男心を熱くする小物である。