デザイナー・木村恭子さんが外反母趾・甲高・幅広で靴選びに苦労していた母のために、「おしゃれで快適に歩ける靴を贈りたい」という思いで作ったブランドが『ミスキョウコ』。今回ご紹介するのは、“お庭のある心豊かな暮らし”をテーマにした『ミスキョウコ』のブランド『ザ・ガーデンストーリー』の一品だ。お庭でも街歩きでも履きやすいシンプルなクロスベルトのデザインで、甲革に使用する牛革にシュリンク加工（シボと呼ばれるシワを作る）を施し、表情豊かに仕上げた。
特筆すべきは、まるで雲の上を歩いているかのようなフカフカの履き心地。ソールには、つま先からかかとまで超極厚のクッション（特殊配合のスーパーソフトスポンジ）をたっぷりと使用。中底を使用せず、甲革とソールを直接縫い付ける「ステッチダウン製法」により、クッション性を最大限に活かした作りとなっている。
履き心地のよさの秘密は、他にも随所にちりばめられている。アッパーの裏地には、ふわふわのクッションを配し、足当たりがやさしく、足をゆったりと包み込む。ゴム仕様のバックストラップはフィット感を高め、着脱がとても楽だ。舟形のアウトソールは、体重移動の際に余計な方向に負荷がかからないように設計され、素材には新配合のポリウレタンを使用した。一般的なポリウレタンに比べ、履き心地が柔らかで屈曲性と弾性に優れ、滑りにくく、より軽量に仕上げた。また、つま先とかかとが反りあがっているため、歩行時のつまずきも軽減する。
外反母趾の方でも履きやすい4E幅広なのに、見た目はすっきり。履き心地抜群のサンダルはこの夏お気に入りの品になる。